
自己紹介
はじめまして。jeki Data-Driven Lab新メンバーの平井です。
新卒で入社した広告代理店で、OOH(Out of Home:家の外にあるメディアで、主に屋外広告や交通広告を指す)を中心とした企画営業を5年、その後新たに立ち上がった新規事業部門のリーダーとして、主にビッグデータを活用したマーケティングソリューションの企画推進に4年間、さらに駅や空港に設置されるパブリックアートの企画やプロジェクトマネジメントに2年間携わってきました。広告事業→新規事業→文化事業とフィールドを変えながらも、一貫して鉄道を中心とした公共交通機関における移動者を対象とした事業の企画を行なってきました。
これらの知見を活かしながら、データ活用のスキルを身に付け、JRグループの新たな事業創出の一躍を担いたいという思いから、今年6月に当社へ参画しました。現在は、JR東日本グループのデジタルマーケティングや移動者データを始めとしたデータ活用などに携わっています。
どちらかといえばアナログ畑出身の私ですが、自己紹介も兼ねて「これまでやってきたこと」と「これからやってみたいこと」を簡単にまとめてみました。データドリブンを強みとする当社へご相談いただくにあたり、「こんなメンバーがいるんだ」と何かの参考になれば幸いです。
1.これまでやってきたこと
① 公共空間の広告やアートの企画
OOHやパブリックアート等、駅、空港を始めとした公共空間に設置されるメディアやクリエイティブの企画に携わってきました。特に、駅では利用者の安全が最重視される中、様々な制作パートナーや媒体社と連携しながら、SNSで話題になる仕掛けなど効果を最大化するためのプランニングを行ない、また実施におけるプロジェクトの進行管理も経験してきました。
② リアルな空間や移動者に関連したデータ活用
媒体周辺のオーディエンスデータを利用したデジタルサイネージによるターゲティング配信や、OOHと位置情報データを活用したDSP広告配信などを行なってきました。また、訪日外国人向けのプロモーションでは、WeiboやTwitterといったSNSから取得した訪日外国人の位置情報データを政府や自治体などがオープンデータとして公開している統計情報と組み合わせ、駅ごとの訪日外国人利用度を算出するなど独自の指標開発を行なってきました。
③ 必要に応じた新しいスキル習得
公共スペースを新たに利用する際の屋外広告申請(役所や警察署への届け出)から、既存データから予測モデルを作るための重回帰分析を始めとした統計の知識、Tableauを使ったデータの可視化、パワーポイントを使ったプロジェクションマッピング(?!)等々、、、。当時社内で誰もやったことのない新しい課題にチャレンジし、そのために必要なスキルを身に付けてきました。新しい分野への好奇心と適応力はあまり負けない気がします。
2.これからやってみたいこと
① リアルとデジタルの橋渡し
これまではリアルな空間を舞台の中心に企画を考えたりデータを活用したりする機会が多かったように思います。今後も「移動者」という、実空間にいる様々な人を対象としたデータ分析を得意としながら、従来のOOHとデジタルマーケティングを繋いだり、伝統的な鉄道関連事業に対するDXの推進を行なったりと、リアルとデジタルの橋渡しとなる存在になりたいと考えています。
② Withコロナにおけるデータの活用
新型コロナウイルスによって、運輸や観光を始めとした様々な産業が打撃を受けています。今後もしばらく続くと予想されるwithコロナの時代において、「感染症対策」と「経済活動」の両立が全ての事業者に求められている中、JR東日本グループの持つ様々な独自の資産を活かし、「安心・安全」と「お出かけや買い物の楽しさ」を同時に移動者へ提供していくようなデータ活用にチャレンジしてみたいです。
③ 複雑なデジタルの世界観を咀嚼し、誰にでもわかりやすく説明できるようになる
とにかくデジタルマーケティングやDXに関わる業界は、アルファベットの略語やカタカナなど横文字が多く、一見してそれらの意味するものが何を指すのかわからない場合が多くあるように思えます。また、関連するツールも目的や用途に応じて無数に存在し、それらを取り巻く事業者が時と共に激しく入れ替わり、まさにカオスなレッドオーシャンです。以下私自身の課題でもありますが、まずはそれら「デジタルの世界の構成物」がどのようなもので、相互にどのように関連するのか?子供にもわかりやすく説明できるようにして、アナログ畑出身の身として、デジタルを身近に感じられるように努めてきたいと思います。
以上、OOHを中心としたアナログ畑からData-Drivenの世界へ飛び込んだ私自身の今の心境です。
この世界では得てして、いきなり手段ありきで「デジタルで何かやらないといけない」「データを活用しなければいけない」という話になりがちです。いったい何から手をつけてよいかわからないことも多いかと思います。ご一緒に並走しながら、まずはビジネスの課題を整理し、何を成し遂げたいのか目的を定め、「そのためにどんなデータが必要か?」「そのデータをこんなことに活用できないか?」という風に組み立てていければと思います。
ぜひ気軽にご相談いただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!