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2019.10.29

ジェイアール東日本企画にてデジタルマーケティングセミナーを開催しました!!

1023日(水)jeki Data-Driven Lab(以下JDDL)が「デジタルマーケティング セミナー」と題したイベントをジェイアール東日本企画(以下jeki)の営業担当者向けに開催いたしました。 参加者が続々と増え、会場は超満員の中、正味2時間弱ではありましたが内容盛りだくさんで満員御礼のうちに終了となりました。

初めに、弊社代表取締役社長 萩原浩平が登壇。JDDL設立の経緯、これからのデジタルマーケティングの変革と今後について説明いたしました。そして弊社取締役 於保真一朗より最新のデジタルマーケティングトレンド、データドリブン事例、JDDL事業について紹介した中から抜粋して紹介いたします。

登壇者紹介

株式会社jeki Data-Driven Lab
代表取締役社長 萩原 浩平(はぎわら・こうへい)

広告会社、衆議院議員秘書、空間開発会社、スポーツマーケティング会社等を経て、㈱ジェイアール東日本企画に入社、現在に至る。主に広告マーケティング、デジタル・コミュニケーション領域の業務に従事。 株式会社ジェイアール東日本企画 上級執行役員 デジタル・ソリューション局長、株式会社jekiインタラクティブコミュニケーションズ(JIC)取締役、株式会社MMSマーケティング取締役。

株式会社ジェイアール東日本企画
上級執行役員
デジタル・ソリューション局長

株式会社jeki Data-Driven Lab
取締役 於保 真一朗(おほ・しんいちろう)

1978年東京生まれ。インターネット専業代理店、株式会社リクルートライフスタイルを経て、株式会社クリーク・アンド・リバー社に入社。データ活用人材・案件紹介サービス「Symbiorise」のプロデューサーを務める。
ウェブ解析士協会顧問、データサイエンティスト協会スキル定義委員会会員。データ活用に関わるセミナー・研修講師、書籍・記事執筆多数。

株式会社クリーク・アンド・リバー社
デジタル・マーケティング・グループ
チーフプロデューサー

Adobe Marketing Cloudユーザー会eVar7幹事。書籍「プロが教えるGoogleアナリティクス実践テクニック―ユニバーサルアナリティクス対応」(共著)や、「Adobe Analytics実践セミナー」をはじめ、講演・執筆多数。

セミナー概要

デジタルマーケティングの最新トレンド

ビックデータ、AIが日常化し、指数関数的技術進化によるシンギュラリティ、リバースエンジニアリング、量子コンピューターの登場、動物実験浮揚の「マイクロチップ型人工臓器」、様々な分野で利用されるディープラーニング向けチップの技術進化、IoTデータ活用進化が近い将来予測されることによる経営資源「ヒト・データ・キカイ」のマネジメントにおいて「人間が生み出す価値とキカイ(AI)とデータに委ねる判断」が最も重要な仕事の一つとなり、そしてビジネスに人がどう関わりどう動かすのかが問われる時代に必要な次の6つを提示しました。

データ統合と組織連携の強化:
あらゆるデータを統合し、横断組織変革や専門チーム構築で強化

データの民主化の促進:
誰でも見られる民主化されたデータ共有

セグメンテーションとパーソナライゼーション:
ユーザー別固有情報の提供、データ活用によるコンテンツマネジメント

マイクロモーメントでの情報提供:
リアルタイムでモバイルに向かう瞬間をリアルタイムで行動データを取得~加工し自動的にパーソナライズされた情報として提供できる環境設定がマーケティングを加速化

クリエイティブを差別化しユニークな顧客体験を提供:
ユーザー毎のクリエイティブが自動化される固有の顧客体験

プライバシー保護:
世界的なプライバシー保護・規制強化(GDPR)

そして忘れてはならないのが、「ビジネスにどう適応させていくのか」だとし、以下の最も重要な次の2つを強調しました。

多くの企業、組織、マネジメントにはそう簡単には予算化が困難、社内文化に合わせた人材登用が厳しいなど状況や将来予測は頭では理解できるけど、と前に進めれないといったことも想定される中、とはいえ着手しなければ差が広がるばかりと説きます。では何をすればよいのでしょうか?かつてないスピードで技術的に高度化し、社内を説得して着手するにはどうすべきなのか、その答えは「実証実験でスモールスタート(PoC=Proof of Concept)することだと提言され、新しいプロジェクトが本当に実現可能なのかどうかを効果や効用、技術的な観点から検証する工程であり本格始動の前に必要な検証であるということです。

つまり「新しい概念」に基づいたサービス提供においては全体の仕様決定が難しいため、概念実証を繰り返しながら少しずつ対応領域を広げていくものであると認識し、要するに微調整を繰り返しながら完成まで粘り強く対応していくというわけです。そしてこのPoCから実証実験を繰り返し、本格始動~効果検証までに取り組んだ事例を説明しました。

データドリブン事例

大手自動車会社様のデジタルマーケティング施策の成功事例として紹介しました。

「目的」として販売店での購入前の自社ウェブサイトを重要な接客チャネルとして活用し、最適な人に最適なタイミングで最適な情報提供をする施策を効果的に打つこと。
「KPI」としてDMP導入、訪問顧客を目的別に分類し、ターゲットに合わせた訴求の考案とウェブ接客の実現。ターゲット層をより明確にした広告最適化。
「施策のゴール」として「3秒3クリックで訪問者の購入熱量の判断」を実現。

この3点を掲げ、まずサイトへ訪れる顧客の分類からデータ分析を開始したのです。

まず初めに顧客をウェブアンケートの結果やサイト総PV数、サイト訪問間隔から購入指数を数値化し、「情報取得収集層(購入意欲低)」と「購入検討層(購入意欲高)」に分類。

顧客の分類が完成するとそれぞれ対象顧客層へ合わせた情報配信を自動化で行うことになります。

分類された顧客別に「購入意欲低」層に対してはまずブランディングとして新機種の情報提供のための「メルマガ登録」へ誘導、「購入意欲高」層には具体的な閲覧車種や閲覧エリアの取得情報を元に「販売店検索」へ誘導。

結果としてデジタルマーケティング施策実施は、販売店への来店購入CVRが8倍となり成功を収めましたが、成功要因には「アクションに繋げるべく、組織的に関係部署を巻き込むこと」が大きかった(於保)こと、更に以下の6つの具体策が挙げられました。
この6つからデジタルマーケティング施策への組織的な巻き込みは施策の成功のために最も重要な鍵だと強調しました。

・Pocの実施:
テクノロジー導入の際に実証実験にて実施
・目的の明確化:
テクノロジーの導入が目的にならない、顧客分類や行動特徴の分析
・シナリオ設計~施策実行:
データドリブンでアクションに繋げるプロジェクトとして設定
・関係各所と連携:
あらかじめ宣言して進めたことで完成後は会議にて共有
・チーム戦略:
実装担当者をチーム内に追加(上流工程の戦略~下流工程の実装まで一元化)
・PDCA:
施策検証

JDDLについて

2019年9月10日に設立した株式会社jeki Data-Driven Labの事業の3つの柱、

・データドリブン・マーケティング支援事業
・データ活用組織の構築支援(人材派遣、人材教育)
・R&D事業

の各事業内容のこれまでの事例を紹介しました。

データドリブン・マーケティング支援事業

JDDLソリューションとしてPLAN(活用計画立案)、PREP(データ取得実装支援)、ANALYTICS/ACTION(活用業務支援)を目標設定から組織展開まで全工程をカバーし、「解釈された情報“Intelligence”をトリプルメディアのデータ分析&活用領域を網羅し「価値」へと進化させる」(於保)

具体的な事例としては以下の通りです。

・アパレルECブランド:
サイト分析、購入率役1.6倍、売上約2倍、検索ワード上位化

・日系大手メーカー:
採用サイト分析、アクセス/コンバージョン分析、サイト改善/デジタルソリューション導入支援

データ活用組織の構築支援

データ活用支援組織と一言に言っても何から手を付けていいのか、データ活用のノウハウ不足、コストを抑えたいなど様々ですが、組織のデータ活用の成熟度に合わせた最適な支援をご紹介しました。必要なスキルセットは「ビジネス」「エンジニアリング」「アナリティクス」の3つから構成され、スキルの融合によってスキルセットを定義したうえで最適な人員を支援するいうものです。プロジェクトによって複数のプロフェッショナル人材が協働することが不可欠でまずはその不足なスキル、人材の見極めから支援することで有機的な組織改革のサポートが可能ということです。「推進者」と「実務者」、「社内メンバー」と「社外メンバー」、「オンサイト」と「オフサイト」などあらゆる立場や方法での支援が可能だと紹介しました。

R&D事業

JDDLで取り組むR&D事業の一つとして重要な「jeki観光型移動者DMP」の企画&運用を発展的に推進していきますが、昨年度の静岡伊豆版にて2018年4月~6月と2019年同月を比較し地域別、1kmメッシュ単位で、性別・年代・居住区の増減をTableauを使って可視化した事例を紹介しました。

jeki移動者DMP

https://youtu.be/a6AkSrEtxuY

セミナーを通して

JDDLではその社名の通り“Data-Driven”による事業の創造、ソリューションの企画提案を“Data-Driven人材によって提供します。データドリブン事業支援、データ活用組織支援、R&D事業と事業範囲は多岐に渡り、データドリブンって何からすればいいの?そんなご質問から、今回JR東日本企画様にて開催したデジタルマーケティングセミナーを今後も開催いたしますので、社内向けセミナーへのご依頼、ご相談などご興味があればお問合せください。

株式会社jeki Data-Driven Lab
東京都渋谷区恵比寿南一丁目5番2号 恵比寿 JEBL6階