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0から始めるリスティング広告

0から始めるリスティング広告

現代日本におけるインターネットの普及率は非常に高く、2022年度のデータでは個人での利用率が84.9%という数字が公表されており、私達の生活に欠かせないものの一つとなっています。

(参照:総務省 情報通信白書令和5年版 https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r05/html/nd24b120.html )

そんな中でWeb広告はマーケティングを行う中でも必須といえるものになってきていると考えられます。

ここでは、まだWeb広告を実施したことのない方向けに、Web広告の中でも比較的手軽に始めることができる”リスティング広告”にフォーカスして簡単に説明できればと思います。

低予算から始められる集客方法が知りたい、リスティング広告の存在は知っているが何から調べればいいのか分からない、といった方の力になれば幸いです。

自己紹介

広告代理店で4年ほどWeb広告の運用を経験し、大企業から個人経営のお客様まで50社以上のプロモーションを担当いたしました。 Web広告も含めた、より包括的なマーケティングやデータ活用に携わりたいという思いから2023年12月よりJDDLに入社いたしました。

現在は基礎的な部分の復習を行いつつ、お客様の広告運用支援やデータ可視化等を行っています。

リスティング広告とは?

本題に入りますが、そもそも”リスティング広告”とは何か解説していきます。

簡単に申しますと、検索エンジンでユーザーが何かを検索したさいに、その検索した文言に応じて自社のWebサイトを検索結果内に表示することができるのがリスティング広告です。

その性質から「検索連動型広告」とも呼ばれます。

これに似た施策としてSEOがありますがSEOでは検索結果への上位表示に時間を要するのに対し、リスティング広告では実施から最短で即日の表示も可能といった違いがあります。

気になる料金の仕組みに関しては、「表示された広告をユーザーがクリックした時」に発生するシステムです。

1日に使用できる予算の上限を広告主がコントロールすることができ、限られた予算の中での運用が可能です。最低出稿金額等も存在しないため、月額5万円でのプロモーションであったり低予算から始めることができるのが大きな魅力になります。

リスティング広告のメリット

・即効性が高い

前項でも述べていますが、設定から最短で即日の表示も可能となっているため非常にスピード感のある施策も可能です。

※医療関係の商材等は比較的審査に時間がかかる傾向にあり、この限りではありません。

・低予算から始めることができ、使用する予算のコントロールが可能

こちらも前項で述べた通りですが、低予算から始められ使用する予算のコントロールが容易なため、プロモーションの規模や売上に応じた予算の増減等も随時可能です。

・顕在層へのアプローチが可能

ユーザーが何かを検索する時はその検索したものに興味や関心があることが多いため、問い合わせや購入等の行動を起こしてくれる可能性の高いユーザーに自社商品を見せることが可能です。

・設定方法等が広く共有されている

細かい設定方法や内容等のノウハウが各ユーザーや広告代理店から様々なメディアを通じて共有されているため、0から始めるユーザーでも調べながら広告を出稿する事が可能です。

・施策の結果や広告の出稿状況等をほぼリアルタイムで確認が可能

使用金額や広告の表示回数、クリック数、ユーザーがどのような検索で自社の広告にたどり着いたか、等の数値をほぼリアルタイム(使用媒体にもよりますが概ね1~2時間前の数値まで表示される)で確認する事ができるため、実施直後等の状況を追ったり、もし内容に何かミスがあったとしても損失を最小限に抑える事が可能です。

リスティング広告のデメリット

・認知拡大には向かない

「ユーザーの検索した文言に応じて広告を表示する事ができる」という事は、裏を返せばそのサービス等に関連する検索を行うユーザー以外にはアプローチする事が難しいという事でもあり、不特定多数にとりあえず認知を行いたい!という場合にはあまり向かない施策となります。

・「出したら終わり」ではない

施策の結果や広告の出稿状況等をほぼリアルタイムで確認する事ができるのは大きなメリットの1つなのですが、確認したデータを元にどのような変更を加えればよりよい成果が出せるのか、という分析に時間がかかってしまいがちという事実もあります。

・技術の習得には時間がかかる

ノウハウ等も広く公開されており、実際に出稿するところまでは比較的簡単に行う事ができるのですが、実際に広告効果を上げていく手法を身に付けたり、効率的な広告運用が行えるようになるまで時間がかかってしまうパターンもあります。

新たなプロダクト等も日々導入されていくため、常に知識をアップデートしていく必要もあります。

このような学習コストがリスティング広告の実施までの大きなハードルとなっているのも事実ではないしょうか。

メリット・デメリットをしっかり理解した上で実施を検討しましょう

これまで述べた通り、リスティング広告には多くのメリット・デメリットが存在します。(挙げればきりがないので大きな部分のみ抜粋しています。)

それらをあまり理解せずにハードルの低さからとりあえず始めてみたが成果が出ない、と困っているお客様もこれまで数多く見てきました。

メリット・デメリットをしっかり理解した上で実施するリスティング広告はプロモーションの大きな武器の1つになり得ますが、本当にリスティング広告を行った方がいいのか、それとも別のプロモーション施策を実施した方が自社のサービスには合っているのではないか、等は慎重に検討する必要があると考えています。

デメリットの大きな部分の一つである”工数がかかってしまう”という点においては、最終手段として広告代理店に運用を任せる事で解決する事も出来るため、リスティング広告を実施する事自体はプラスに働くと思うがリソースが足りない…といった場合は相談してみるのも良いかもしれません。

弊社でもリスティング広告の運用支援や運用代行等を行っているので、もし何かお困り事やご相談がある場合はお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人:

R.T
データプランナー
広告代理店に4年間勤務。広告運用を主に担当。 2023年12月よりjeki- Data-Driven Labに入社。広告代理店に4年間勤務。