最終更新日：2021.10.19

GA4のイベント取得について

前回のブログ、「Googleアナリティクス4導入」でGA4の導入手順について解説しました。今回は導入の際に出てきた拡張計測機能で収集されるイベントや自動取得イベントについて解説します。

GA4のイベント設定はUAのイベントとは考え方や設定が大きく異なります。また自由度も高いので何から始めればいいのかわからないという悩みも多いかと思いますので参考にしていただければと思います。

GA4のイベントとは

UAのイベントと同様にユーザーのサイト内での行動や操作を計測することができます。GA4でイベントを計測する方法としては以下の3種類に分けられます。

このうち「推奨イベント」と「カスタムイベント」は手動で設定する必要があり、基本的には同様の設定方法で実装が可能となります。

特に設定する必要がなくGA4実装後に収集されます。

イベント名	計測タイミング
first_visit	サイト初回訪問の時、アプリにユーザーが初めてアクセスしたときに発生
page_view	ページが表示された時に発生
session_start	セッションが開始した時に発生
user_engagement	セッションの途中でエンゲージした時に発生

上記は一部のみ抜粋しておりますので詳細を確認したい場合は以下Google公式のヘルプよりご確認いただければと思います。

拡張計測機能をオンにしたときに収集されるイベントとなります。

イベント名	計測タイミング
page_view (ページビュー)	ページ読み込み時
scroll (スクロール数)	各ページの90%の深さまでスクロールしたとき
click (離脱クリック)	ユーザーが現在のドメインから別ドメインに移動するリンクをクリックしたときに計測
view_search_results (サイト内検索)	URLに指定パラメータが含まれている場合にパラメータ値を計測
video_start video_progress video_complete (動画エンゲージメント)	JavaScriptAPIサポートが有効になっている埋め込みYouTube動画でイベント計測 video_start：動画の再生が開始されたとき video_progress：動画再生時間の10%,25%,50%,75%以降まで進んだとき video_complete：動画が終了したとき
file_download (ファイルのダウンロード)	指定拡張子付きリンクをクリックしたときに計測

指定パラメータの確認については以下Google公式よりご確認いただければと思います。

推奨イベントはGoogleより計測を推奨されているイベントで、管理画面やGoogleタグマネージャーなどで設定するイベントのうちの1つです。業種ごとに推奨イベントがGoogleのヘルプから紹介されていますが、今回はすべての業種(ウェブまたはアプリ)から一部紹介します。

イベント名	計測タイミング
earn_virtual_currency	ユーザーが仮想通貨を獲得したとき
login	ユーザーがログインしたとき
purchase	ユーザーが購入手続きを完了したとき
refund	ユーザーが払い戻しを受け取ったとき
search	ユーザーがコンテンツを検索したとき
select_content	ユーザーがコンテンツを選択したとき
share	ユーザーがコンテンツを共有したとき
sign_up	ユーザーが登録したとき
spend_virtual_currency	ユーザーが仮想通貨（コイン、ジェム、トークンなど）を使ったとき
tutorial_begin	ユーザーがチュートリアルを開始したとき
tutorial_complete	ユーザーがチュートリアルを完了したとき